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盛場
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さかりば
ふりがな文庫
“
盛場
(
さかりば
)” の例文
小児
(
こども
)
に
飴菓子
(
あめがし
)
を売って
一手
(
ひとて
)
踊ったり、唄ったり、と同じ格で、ものは違っても家業の愛想——
盛場
(
さかりば
)
の吉原にさえ、茶屋小屋のおかっぱお
莨盆
(
たばこぼん
)
に飴を売って、
爺
(
じじ
)
やあっち、
婆
(
ばば
)
やこっち
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
わたくしは種田先生が家族を棄てて世を忍ぶ処を、この辺の裏町にして置いたら、玉の井の
盛場
(
さかりば
)
も程近いので、結末の趣向をつけるにも都合がよかろうと考え、一町ほど歩いて狭い横道へ曲って見た。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
中へ出る人物は、
芸妓
(
げいしゃ
)
が二人、それと湘南の
盛場
(
さかりば
)
を片わきへ離れた、
蘆
(
あし
)
の
浦辺
(
うらべ
)
の料理茶屋の娘……と云うと、どうも十七八、
二十
(
はたち
)
ぐらいまでの若々しいのに聞えるので、
一寸
(
ちょっと
)
工合が悪い。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
地方の
盛場
(
さかりば
)
には時々
見掛
(
みか
)
ける、
吹矢
(
ふきや
)
の
機関
(
からくり
)
とは
一目
(
ひとめ
)
視
(
み
)
て紫玉にも分つた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
盛
常用漢字
小6
部首:⽫
11画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“盛”で始まる語句
盛
盛大
盛夏
盛岡
盛装
盛遠
盛花
盛返
盛上
盛塩