“白萩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらはぎ75.0%
しろはぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さて誰袖の折檻せっかんも今日はこのくらいにして置いて、次の処刑しおきに移ろうかい。やいやい加藤次、白萩しらはぎめをもっと縁近く曳いて参れ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
わずかに築山つきやまの蔭に貧弱な芙蓉ふようが咲いているのと、シュトルツ邸の境界寄りに、一叢ひとむら白萩しらはぎがしなだれている外には、今は格別人眼をくような色どりもない。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と是からあかりを増し折から月が皎々こう/\差上さしのぼりまして、前の泉水へ映じ、白萩しろはぎは露を含んで月の光りできら/\いたしてる中へあかりを置きまして、此方こちらには芸者が並んで居りますから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)