“しらはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白脛81.8%
白萩13.6%
白剥4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そればかりでなく、衣紋が滅茶々々に崩れて、紅の裾も踏みしだいたまゝ、白脛しらはぎが苦惱に揉れて、淺ましい取亂しやうは、猛獸の惡戯にしても念が入り過ぎます。
わずかに築山つきやまの蔭に貧弱な芙蓉ふようが咲いているのと、シュトルツ邸の境界寄りに、一叢ひとむら白萩しらはぎがしなだれている外には、今は格別人眼をくような色どりもない。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
早川から黒河内くろこうちはんの河原、それから白剥しらはぎ山と、前年の路を辿たどったときに、洪水からの荒廃は一層甚だしかった、まるで変っている、川筋はもとより、山腹の道などは、じり切って
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)