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にらみ
ふりがな文庫
“
白眼
(
にらみ
)” の例文
事の意外に十兵衛も足踏みとめて突っ立ったるまま一言もなく
白眼
(
にらみ
)
合いしが、是非なく畳二ひらばかりを隔てしところにようやく坐り
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
かねがね煩悩小僧と動かぬ
白眼
(
にらみ
)
をつけている文珠屋佐吉を、宗七、ここで一声かけるかと思いのほか、そこは共に大志を抱く友達のよしみ。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
礑
(
はた
)
と
白眼
(
にらみ
)
し其
形容
(
ありさま
)
に居並び居たる
面々
(
めん/\
)
何れも身の毛も
彌立
(
よだつ
)
ばかりに思ひ
斯
(
かゝ
)
る惡人なれば如何成事をや言出すらんと
皆々
(
みな/\
)
手に
汗
(
あせ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
譬へば或る時、大目玉を引ン
剥
(
む
)
いて、毛剃が
白眼
(
にらみ
)
𢌞した百萬の唐船も斯くやと許り。十重に二十重に引ツ絡んで喧嘩の火の手を焚き付け樣と云ふ、江戸ツ子のいらぬ意氣地。
二十三夜
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
事の意外に十兵衞も足踏みとめて突立つたるまゝ一言もなく
白眼
(
にらみ
)
合ひしが、是非なく畳二ひらばかりを隔てしところに漸く坐り
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
殺せしは全く私しなり
何卒
(
なにとぞ
)
御所刑に
仰付
(
おほせつけ
)
られ下さるべしと云ば理左衞門は面色を變三五郎を
白眼
(
にらみ
)
其方は
先達
(
せんだつ
)
て前後
揃
(
そろ
)
はぬ儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
云ふ女なり
何時
(
いつ
)
己
(
おれ
)
が手前に百兩などと云ふ大金を
預
(
あづけ
)
しやコレ
宜加減
(
いゝかげん
)
に
虚
(
うそ
)
を
吐
(
つけ
)
と恐ろしき眼色にて
白眼
(
にらみ
)
付けるを大岡殿見られコレ/\久兵衞當所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“白眼”の意味
《名詞》
眼球の白い部分。
気に入らない人を見る冷たい目付き。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“白眼”で始まる語句
白眼付
白眼勝
白眼看
白眼視
白眼看他世上人