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癇持
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かんも
ふりがな文庫
“
癇持
(
かんも
)” の例文
犬が
吠
(
ほ
)
えついたんで、侍が怒ったらしい、
癇持
(
かんも
)
ちなんだろう、まっ赤になってね、自分は犬が好きで、迷子ののら犬にさえ自分の食物を分けてやっている
山彦乙女
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
百姓
(
ひゃくしょう
)
の
悲
(
かな
)
しさで、べつに、
証拠
(
しょうこ
)
や
印
(
しるし
)
になるようなものもありませず、ただ、……そうでがす……思いだしてみると、その子は、
小
(
ち
)
ッけえ
時
(
とき
)
から
癇持
(
かんも
)
ちでがしたもンで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
癇持
(
かんも
)
ちで、年が年じゅう朝早くからがみがみと人の世話をやいていないことには、どうにも
溜飲
(
りゅういん
)
が起こって胃の心持ちがよくないとまでいわれた彦左の雷おやじですらもが
右門捕物帖:25 卒塔婆を祭った米びつ
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
姉娘がお
小遣
(
こづか
)
をねだったり、
癇持
(
かんも
)
ちの六歳の
弟息子
(
むすこ
)
が泣きわめいたり、何ということだ、彼にはその下にまだ三歳の小せがれさえあって、それが古女房の背中で鼻をならしたり、そこへ持って来て
木馬は廻る
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
粗野で——
癇持
(
かんも
)
ちな——
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
癇
漢検1級
部首:⽧
17画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“癇”で始まる語句
癇癪
癇
癇癖
癇性
癇高
癇癪持
癇癪玉
癇走
癇癪筋
癇症