“かんも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
癇持83.3%
勘茂16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
癇持かんもちで、年が年じゅう朝早くからがみがみと人の世話をやいていないことには、どうにも溜飲りゅういんが起こって胃の心持ちがよくないとまでいわれた彦左の雷おやじですらもが
姉娘がお小遣こづかをねだったり、癇持かんもちの六歳の弟息子むすこが泣きわめいたり、何ということだ、彼にはその下にまだ三歳の小せがれさえあって、それが古女房の背中で鼻をならしたり、そこへ持って来て
木馬は廻る (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「……それ、なに——あの、みやげにつてつた勘茂かんもはんぺんはいくつだつけ。」
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)