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痴呆
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ちはう
ふりがな文庫
“
痴呆
(
ちはう
)” の例文
旧字:
癡呆
大の男が
痴呆
(
ちはう
)
と醜體の限りを盡して、たいして恥入る風もありませんが、それでも時が經つにつれて、曉方の風が身に沁みると、いくらかは本心を取戻した樣子です。
銭形平次捕物控:315 毒矢
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「早発性
痴呆
(
ちはう
)
と云ふやつですね。僕はあいつを見る度に気味が悪くつてたまりません。あいつはこの間もどう云ふ量見か、
馬頭観世音
(
ばとうくわんぜおん
)
の前にお
時宜
(
じぎ
)
をしてゐました。」
歯車
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
縦令
(
たとひ
)
石橋
(
いしばし
)
を
叩
(
たゝ
)
いて
理窟
(
りくつ
)
を
拈
(
ひね
)
る
頑固
(
ぐわんこ
)
党
(
とう
)
が
言
(
こと
)
の如く、
文学者
(
ぶんがくしや
)
を
以
(
もつ
)
て
放埓
(
はうらつ
)
遊惰
(
いうだ
)
怠慢
(
たいまん
)
痴呆
(
ちはう
)
社会
(
しやくわい
)
の
穀潰
(
ごくつぶ
)
し
太平
(
たいへい
)
の
寄生虫
(
きせいちう
)
となすも、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
文学者
(
ぶんがくしや
)
が
天下
(
てんか
)
の
最幸
(
さいかう
)
最福
(
さいふく
)
なる者たるに
少
(
すこ
)
しも
差閊
(
さしつかへ
)
なし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
“痴呆”の意味
《名詞》
精神の働きが弱く呆けていること。
認知症。
(出典:Wiktionary)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
呆
漢検準1級
部首:⼝
7画
“痴呆”で始まる語句
痴呆性
痴呆奴
痴呆者
痴呆面
痴呆人
痴呆症
痴呆的