痛快つうかい)” の例文
けれど、このすばらしいいきおいで、見物人けんぶつにんがみんなびっくりして、こえをたてました。くまはそれをせめても痛快つうかいがったのであります。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
ややもすると世の中ではほとんど目的もなく騒ぎ散らすをもって、熱心があるとか、気象きしょうがさかんだとか、あるいは勇敢ゆうかんだとか、痛快つうかいだなどと称する。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
わたしは以前、おおかみりをしたことがあるが、おおかみを追っかけまわる痛快つうかいさといったらない。
その紙きれには、つぎのような痛快つうかいな文句がしたためてありました。
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
痛快つうかいだ!」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつも、ぼくたちが、たたみをよごすといって、しかられるので、ちょっと痛快つうかいかんじた。
ある少年の正月の日記 (新字新仮名) / 小川未明(著)