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留南木
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とめぎ
ふりがな文庫
“
留南木
(
とめぎ
)” の例文
と
間
(
あい
)
を
措
(
お
)
いて、
緩
(
ゆる
)
く引張つてくゝめるが如くにいふ、
媼
(
おうな
)
の
言
(
ことば
)
が
断々
(
たえだえ
)
に
幽
(
かすか
)
に聞えて、其の声の遠くなるまで、桂木は
留南木
(
とめぎ
)
の
薫
(
かおり
)
に又
恍惚
(
うっとり
)
。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それ、と
二
(
ふた
)
つ
三
(
み
)
つほこりをたゝいたが、まだ
干
(
ほ
)
しも
何
(
ど
)
うもしない、
美
(
うつく
)
しい
夫人
(
ふじん
)
の
移
(
うつ
)
り
香
(
か
)
をそのまゝ、
右
(
みぎ
)
の
座布團
(
ざぶとん
)
をすゝめたのである。
敢
(
あへ
)
てうつり
香
(
か
)
といふ。
留南木
(
とめぎ
)
のかをり、
香水
(
かうすゐ
)
の
香
(
かをり
)
である。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その立つ灰にも、
留南木
(
とめぎ
)
の香が
芬
(
ぷん
)
と薫る。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“留南”で始まる語句
留南奇