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甲戌
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こうじゅつ
ふりがな文庫
“
甲戌
(
こうじゅつ
)” の例文
明治七年
甲戌
(
こうじゅつ
)
十月、名古屋の森春濤がその時十四歳になる一子泰次郎を伴って出京した。泰次郎は後の
槐南森大来
(
かいなんもりたいらい
)
である。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
甲戌
(
こうじゅつ
)
大
(
おおい
)
に
斉眉山
(
せいびざん
)
に戦う。
午
(
うま
)
より
酉
(
とり
)
に至りて、
勝負
(
しょうはい
)
相
(
あい
)
当
(
あた
)
り、燕の
驍将
(
ぎょうしょう
)
李斌
(
りひん
)
死す。燕
復
(
また
)
遂に
克
(
か
)
つ
能
(
あた
)
わず。南軍
再捷
(
さいしょう
)
して
振
(
ふる
)
い、燕は
陳文
(
ちんぶん
)
、
王真
(
おうしん
)
、
韓貴
(
かんき
)
、李斌等を失い、諸将皆
懼
(
おそ
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
吉原の遊里は今年昭和
甲戌
(
こうじゅつ
)
の秋、
公娼廃止
(
こうしょうはいし
)
の令の出づるを待たず、既に数年前、早く滅亡していたようなものである。その旧習とその情趣とを失えば、この古き名所はあってもないのと同じである。
里の今昔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
甲戌
(
こうじゅつ
)
十二月記
元八まん
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
甲戌
(
こうじゅつ
)
十二月記
里の今昔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
甲戌
(
こうじゅつ
)
十一月記
深川の散歩
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“甲戌”の意味
《名詞》
干支の一つ。60ある干支の組合せの11番目。
(出典:Wiktionary)
“甲戌”の解説
甲戌(きのえいぬ、こうぼくのいぬ、こうじゅつ)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの11番目で、前は癸酉、次は乙亥である。陰陽五行では、十干の甲は陽の木、十二支の戌は陽の土で、相剋(木剋土)である。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
戌
漢検1級
部首:⼽
6画
“甲”で始まる語句
甲斐
甲
甲板
甲冑
甲高
甲羅
甲虫
甲走
甲斐性
甲斐甲斐