“生菩薩”の読み方と例文
読み方割合
いきぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐の薛調、姿貌端麗しぼうたんれいなり。人よんで生菩薩いきぼさつという。——衛玠また美容秀麗なり、予章よしょうにしたごうて都下にきたる。人聞きおよびて、観る者、道にふさがりてかきのごとし。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本願寺の生菩薩いきぼさつさまが来られるときいて有頂天うちょうてんになり、座ぶとんはそろえて、緞子どんす、夜具類はちりめん、ふすまをはりかえさせ、調度は何もかも新しく、善つくし、美を尽さねばならぬときめた。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)