きつ)” の例文
さすがに哀れとや思いけん、往きて寝て、夜深く出でにければ、女「夜も明けばきつにはめけんくだかけの、まだきに鳴きてせなをやりつる」
さしなべに湯沸かせ子ども櫟津いちひづ檜橋ひばしより來むきつむさむ
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ま日照りを夜の陰草かげぐさにたぶらかすきつのやからは犬にましめ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
きつにかくれて、切畑きりばた
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)