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片腹痛
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かたはらいた
ふりがな文庫
“
片腹痛
(
かたはらいた
)” の例文
この
時
(
とき
)
の
鼠
(
ねずみ
)
の
憎
(
にく
)
さは、
近頃
(
ちかごろ
)
、
片腹痛
(
かたはらいた
)
く、
苦笑
(
くせう
)
をさせられる、あの
流言蜚語
(
りうげんひご
)
とかを
逞
(
たくま
)
しうして、
女小兒
(
をんなこども
)
を
脅
(
おびや
)
かす
輩
(
ともがら
)
の
憎
(
にく
)
さとおなじであつた。……
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
或は「困難の
問屋
(
といや
)
である」といいて冷笑する者もあり、或は「国人に
捨
(
すて
)
られし時」などと唱えて自分を国家的人物に擬するは
片腹痛
(
かたはらいた
)
しと嘲ける者もあった。
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
見て土器を取上ず
呵々
(
から/\
)
と
打笑
(
うちわら
)
ひ將軍の
御落胤
(
ごらくいん
)
とは大の
僞
(
いつは
)
り者餘人は知らず此伊賀亮
斯
(
かく
)
の如き
淺
(
あさ
)
はかなる
僞坊主
(
にせばうず
)
の
謀計
(
ぼうけい
)
に
欺
(
あざ
)
むかれんや
片腹痛
(
かたはらいた
)
き
工
(
たくみ
)
かなと急に
立退
(
たちのか
)
んとするを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
片腹痛
(
かたはらいた
)
い——というふうに、旅川周馬、ゲタゲタ笑っているのである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし酔って青くなったのを知っている照彦様は
片腹痛
(
かたはらいた
)
く思って
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
“片腹”で始まる語句
片腹