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片手間
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かたてま
ふりがな文庫
“
片手間
(
かたてま
)” の例文
そこで賃仕事の
片手間
(
かたてま
)
に
一中節
(
いつちうぶし
)
の
稽古
(
けいこ
)
をし、もし上達するものとすれば
師匠
(
ししやう
)
になるのも善いと思ひ出した。しかし一中節はむづかしかつた。
素描三題
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そのどの家もめいめいの商売だけでは
暮
(
くら
)
しがたたず、
百姓
(
ひゃくしょう
)
もしていれば、
片手間
(
かたてま
)
には
漁師
(
りょうし
)
もやっている、そういう
状態
(
じょうたい
)
は大石先生の村と同じである。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
お福の宿の魚八では、近ごろ店の商売が思わしくないので、女房と息子は商売の
片手間
(
かたてま
)
に河豚の皮を干している。
半七捕物帳:56 河豚太鼓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
無論その半年の間、僕はこの女ばかりを
覘
(
ねら
)
っていたのでは無く、沢山の若い女を
猟
(
あさ
)
りあるいている
其
(
そ
)
の
片手間
(
かたてま
)
に、一つの長篇小説でも書くつもりで、じっくり襲いかかって行ったのだ。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
片手間
(
かたてま
)
にして其日々々を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
英吉利
(
イギリス
)
語を教える
報酬
(
ほうしゅう
)
は僅かに月額六十円である。
片手間
(
かたてま
)
に書いている小説は「
中央公論
(
ちゅうおうこうろん
)
」に載った時さえ、九十銭以上になったことはない。
十円札
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“片手”で始まる語句
片手
片手業
片手掴
片手落
片手打
片手拝
片手撲
片手桶
片手腕
片手釣