“かたてま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片手間85.7%
片手業14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お福の宿の魚八では、近ごろ店の商売が思わしくないので、女房と息子は商売の片手間かたてまに河豚の皮を干している。
半七捕物帳:56 河豚太鼓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
無論その半年の間、僕はこの女ばかりをねらっていたのでは無く、沢山の若い女をあさりあるいている片手間かたてまに、一つの長篇小説でも書くつもりで、じっくり襲いかかって行ったのだ。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それで到頭たう/\落城らくじやうしてしまつたのです、滅亡めつばういては三つの原因げんいんが有るので、(一)は印刷費いんさつひ負債ふさい、(二)は編輯へんしうと会計との事務じむ煩雑はんざつつて来て、修学しうがく片手業かたてまあまるのと
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)