“熱氣(ねつき)” の例文
新字:熱気
も打渡(うちわた)り箱根の峠(たうげ)も難なく越え藤澤の宿(しゆく)に泊(とま)りたる其夜友次郎は俄(にはか)に熱氣(ねつき)強(つよ)く起り悶(もだ)え苦みけるにぞお花の驚き一方ならず土地(ところ)の醫者を頼みて見せけるに是は大暑(たいしよ)の時分に道中を爲(し)給ひし故邪氣(じやき)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
煎(せん)じなどしけるが今宵は吾助の番に當りて例の如く次の間に寢て居たりしに喜内は熱氣(ねつき)少し薄(うす)らぎたるにや其夜は心快(こゝろよ)げにすや/\と眠れる樣子なれば吾助は心に思ふ樣今喜内殿病に疲(つか)れ眠(ねむ)りたるなれば假令(たとへ)寢首(ねくび)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)