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焼津
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やいづ
ふりがな文庫
“
焼津
(
やいづ
)” の例文
旧字:
燒津
笹の関からすこし離れた
焼津
(
やいづ
)
の浜に、中川藩のお舟蔵があって、久住はそこのお荷方下見廻りという役の木っ葉武士なのだ。
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
彼がいかにその妻を熱愛していたかは、
焼津
(
やいづ
)
の旅先から、
留守居
(
るすい
)
の妻に送った手紙によく現われている。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
つたえ聞いて、近郷の
比良
(
ひら
)
、
焼津
(
やいづ
)
、そのほかの山家などから、お味方にと、山へ馳せのぼって来る郷士らも多かった。彼らにすれば、野望を賭ける「時こそ」だった。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東海道ならば
由比
(
ゆい
)
・
蒲原
(
かんばら
)
・
興津
(
おきつ
)
の山々、
焼津
(
やいづ
)
に越える日本峠のように、汽車の響きと煙で小鳥をおびやかし、さらにいろいろの方法をもって捕獲を試みる所が、年を追うて増すばかりである。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
文久二年四月十七日、
伊豆国賀茂郡松崎村
(
いずのくにかものこおりまつざきむら
)
の鰹船が
焼津
(
やいづ
)
の沖で初鰹を釣り、
船梁
(
ふなばり
)
もたわむほどになって
相模灘
(
さがみなだ
)
を突っ走る。
八挺櫓
(
はっちょうろ
)
で飛ばしてくる江戸の
鰹買船
(
かつおかいぶね
)
に三崎の沖あたりで行きあうつもり。
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
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古来、堅田や
焼津
(
やいづ
)
には、叡山勢力下の船持ちがたくさんに部落していて“堅田湖族”などと世によばれていたし、同様な水辺部族は、湖南の
野洲
(
やす
)
川や
能登
(
のと
)
川口にもあまたいたものにちがいない。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“焼津(焼津市)”の解説
焼津市(やいづし)は、静岡県中部に位置する市。
(出典:Wikipedia)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
“焼”で始まる語句
焼
焼酎
焼夷弾
焼餅
焼鏝
焼火箸
焼跡
焼刃
焼麺麭
焼芋