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無職
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むしょく
ふりがな文庫
“
無職
(
むしょく
)” の例文
場所
(
ばしょ
)
は、
岡山市
(
おかやまし
)
の
郊外
(
こうがい
)
に
近
(
ちか
)
いM
町
(
まち
)
で、
被害者
(
ひがいしゃ
)
は、四
年
(
ねん
)
ほど
前
(
まえ
)
まで
質屋
(
しちや
)
をやつていて、かたわら
高利貸
(
こうりか
)
しでもあつたそうだが、
目下
(
もっか
)
は
表向
(
おもてむ
)
き
無職
(
むしょく
)
であつて
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
彼
(
かれ
)
は
半年
(
はんとし
)
も
無職
(
むしょく
)
で
徘徊
(
うろうろ
)
してただパンと、
水
(
みず
)
とで
生命
(
いのち
)
を
繋
(
つな
)
いでいたのであるが、その
後
(
ご
)
裁判所
(
さいばんしょ
)
の
警吏
(
けいり
)
となり、
病
(
やまい
)
を
以
(
もっ
)
て
後
(
のち
)
にこの
職
(
しょく
)
を
辞
(
じ
)
するまでは、ここに
務
(
つとめ
)
を
取
(
と
)
っていたのであった。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その前から親の職業が
無職
(
むしょく
)
であり、またその人は、新聞によれば乱臣賊子なんだから、入学はむつかしいぞ、と家の中で
愚父
(
ぐふ
)
愚母が話しあっていたが、この結果になって二人ともこっくりした。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
“無職”の意味
《名詞》
無 職(むしょく、ぶしょく)
(むしょく) 決まった職業を持たないこと。職に就いていないこと。
(ぶしょく、古語) 真っ当な職に就かず世を渡ること。またはその人。やくざ。渡世人。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
職
常用漢字
小5
部首:⽿
18画
“無職”で始まる語句
無職業
無職者
無職業家