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無考
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むかんが
ふりがな文庫
“
無考
(
むかんが
)” の例文
それだのに一人藤九郎ばかりは、
無考
(
むかんが
)
えにも使い果たしてしまった。そうして恐ろしく貧乏して貧乏の中に死んでしまった。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「お祖父さんはあの時お褒めになったわ。道徳的な間違で
迚
(
とて
)
も
無考
(
むかんが
)
えな子には出来ない間違だって仰有いましたわ」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
人間
(
にんげん
)
は、ただわがままで、
無考
(
むかんが
)
えで、
快楽
(
かいらく
)
を
追
(
お
)
っているとしか
思
(
おも
)
われませんでした。まったく
生
(
い
)
き
物
(
もの
)
の
悲
(
かな
)
しみというものを
知
(
し
)
らないもののごとくにしか
考
(
かんが
)
えられませんでした。
縛られたあひる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家の中のごたごたから勘当されて自棄でいたから、焼け出されて逃げて来たお前と、二人一緒にいたさに後さきなしの
無考
(
むかんが
)
えで、江戸を離れたのが悪かったのだ。その罪はわたしにある。
中山七里 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「……
無考
(
むかんが
)
えにも程がある……」
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
考
常用漢字
小2
部首:⽼
6画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙