“無考”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むかんが55.6%
むかんがえ22.2%
むかんがへ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだのに一人藤九郎ばかりは、無考むかんがえにも使い果たしてしまった。そうして恐ろしく貧乏して貧乏の中に死んでしまった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「目的なしに断わると云ッてはあるい無考むかんがえのように聞えるかも知れませんが、シカシ本田の言ッた事でもホンノ風評と云うだけで、ナニモ確に……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
それそれさう云ふ無考むかんがへな、訳の解らん人に僕はくみすることは出来んと謂ふんじや。一体さうした貴方は了簡りようけんぢやからして、始に間をも棄てたんじや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)