だみ)” の例文
満蔵は臆面もなくそんなことを言ってだみ笑いをやってる。実際満蔵の言うとおりで、おとよさんは省作のいるとこでは、話も思い切ってはしない。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
隨分無骨ぶこつなる調子にて始はフト吹出すやうなれど嶮しき山坂峠をば上り下りに唄ふものなればだみたるふしも無理ならず其文句に至りては率直にして深切しんせつありのまゝにして興あり始の歌木曾の山のさぶき
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
御覧ごらうぢやい、まづ。』とだみごゑ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たはけたる歌のだみごゑ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
醉ごゑのだみもまじりぬ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
御國なまりの言葉だみ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)