澤瀉おもだか)” の例文
新字:沢瀉
よろめき來たりし松川屋敷の表門、驚破すはといふ間に引過し車ぞ佐助も見たりし澤瀉おもだかの紋なる
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
澤瀉おもだかのひと花ぐきや
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
とくと改められし處歳の頃四十三四百しやうていの男にて身の内にきず三ヶ處頭上づじやうよりほゝへ掛て切付しきず一ヶ所よりはら突通つきとほせし疵二ヶ所其わきからかさ一ぽんすてこれ有其からかさ澤瀉おもだかに岩と云字の印し付是あり懷中には鼻紙入はながみいれ藥包くすりつゝみ一ツほかに手紙一通あり其上書うはがき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)