“澤庵石”の読み方と例文
新字:沢庵石
読み方割合
たくあんいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「上總屋の井戸の中から、大きな澤庵石たくあんいしが一つと、穴掘り大工の使ふ、一貫目もありさうな大鑿おほのみが、出て來ましたよ」
……うして小兒こどもで、とうたがふばかり、おほきな澤庵石たくあんいし手桶てをけうへに、づしんとつて、あだぐろく、ひとつくびれて、ばうといて、可厭いやなもののかたちえた。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
平次は水道橋へ來ると、橋の袂を搜して手頃な澤庵石たくあんいしほどの石を見付けました。