“沢庵石”のいろいろな読み方と例文
旧字:澤庵石
読み方割合
たくあんいし90.9%
たくわんいし9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この墓銘ぼめい沢庵石たくあんいしり付けて本堂の裏手へ力石ちからいしのようにほうり出して置くんだね。でいいや、天然居士も浮かばれる訳だ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人足達が路の上へほうり上げたのは、まさに使い古りた沢庵石たくあんいし。五、六貫は確かと言った、泥とぬかまみれた真っ黒な丸石です。
平生ふだんの癖で時々、片方かたかたを片方の上へ重ねて、そのままとろとろとなると、下になった方の骨が沢庵石たくわんいしでも載せられたように、みしみしと痛んで眼が覚めた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)