“力石”の読み方と例文
読み方割合
ちからいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この墓銘ぼめい沢庵石たくあんいしり付けて本堂の裏手へ力石ちからいしのようにほうり出して置くんだね。でいいや、天然居士も浮かばれる訳だ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
明治史の裡面に蟠踞ばんきょする浪人界の巨頭じゃないか。維新後の政界の力石ちからいしじゃないか。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
村の青年たちが休日の慰みに、かついで力を試した力石ちからいし、北陸地方でバンブチとも番持ち石ともいうものには、驚くほど大きなのがあって、今ではさし上げ得る者も次第に少なくなっている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)