“おもだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沢瀉56.3%
澤瀉18.8%
沢潟12.5%
面高12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近時沢瀉おもだか久孝氏は田児浦を考証し、「薩埵さった峠の東麓より、由比、蒲原を経て吹上浜に至る弓状をなす入海を上代の田児浦とする」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
澤瀉おもだかのひと花ぐきや
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
息子の小次郎直家は、沢潟おもだかを濃く摺りこんだ直垂に、ふしなわ目の鎧を着こみ、西楼せいろうという白葦毛に乗った。旗差しの侍は、黄塵きじんの直垂、小桜を黄に染めた鎧、黄河原毛きかわらげの馬に乗った。
格幅かっぷくのいゝ身体に豊かに着こなした明石あかしの着物、面高おもだかで眼の大きい智的な顔も一色に紫がゝつたくり色に見えた。古墳の中の空気をゼリーでこごらして身につけてゐるやうだつた。
過去世 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)