“薩埵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さった62.5%
さったとうげ12.5%
サッタ12.5%
サツタ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近時沢瀉おもだか久孝氏は田児浦を考証し、「薩埵さった峠の東麓より、由比、蒲原を経て吹上浜に至る弓状をなす入海を上代の田児浦とする」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それから四月六日には薩埵さったとうげ商人あきんどが殺され、路用を奪われましたが、金高はわかりません。
けれどもその天井を見ると五色の金襴きんらんあるいは綾錦あやにしきの類をもっておおわれて居る。それから下には諸仏、諸菩薩及び妙王、金剛、薩埵サッタの類の像などが三百余りもあって皆金色こんじきの光を放って居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
切られお富の薩埵サツタ峠の場の科白に「お家のためなら愛敬捨て、憎まれ口も利かざあなるまい」
役者の一生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)