“さったとうげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薩埵峠50.0%
薩埵25.0%
薩陀峠25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の方へは三保の松原が海の中へ伸びている、左の方は薩埵峠さったとうげから甲州の方へ山が続いている。前は清水港、檣柱ほばしらの先から興津おきつ蒲原かんばら田子たご浦々うらうら
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから四月六日には薩埵さったとうげ商人あきんどが殺され、路用を奪われましたが、金高はわかりません。
「このような大きな山、薩陀峠さったとうげや、宇津の山道ならば、馬駕籠でも越せましょうが、これは、越すに越されぬ大井川と同じこと、至急何とかお取計らい下さい」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)