“薩陀峠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さったとうげ50.0%
さつたとうげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「このような大きな山、薩陀峠さったとうげや、宇津の山道ならば、馬駕籠でも越せましょうが、これは、越すに越されぬ大井川と同じこと、至急何とかお取計らい下さい」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
東海道で、悪馬子の出るのは箱根、盗賊の出るのは薩陀峠さつたとうげときめてある。この御きまりの薩陀峠へ、小野田久之進不覚にも一人で差しかかった。
傾城買虎之巻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)