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漁撈
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ぎょろう
ふりがな文庫
“
漁撈
(
ぎょろう
)” の例文
中島才太郎は第二明昭丸の
漁撈
(
ぎょろう
)
長だった。
鮪
(
まぐろ
)
を捕りに
印度洋
(
インドよう
)
までゆき、満船になったので帰る途中、突風にやられて船は沈没した。
おごそかな渇き
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
明鯛
(
すけそう
)
から
鱈
(
たら
)
、鱈から
鰊
(
にしん
)
、鰊から
烏賊
(
いか
)
というように、四季絶える事のない
忙
(
いそが
)
しい
漁撈
(
ぎょろう
)
の仕事にたずさわりながら、君は一年じゅうかの北海の荒波や激しい気候と戦って
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
、こんな辺土の
浦浜
(
うらはま
)
へ流れきて、不法の
漁撈
(
ぎょろう
)
に連座し、つまらなく腹を切るというのは
奥の海
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
農耕
漁撈
(
ぎょろう
)
の生産面は言うに及ばず、神祭や生死の儀式にも一貫して、力強い指導原理を打ち立てていたらしく、単なる方術の類でなかったことは、
僅
(
わず
)
かに残った遺跡からも
窺
(
うかが
)
われるのだが
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
日本の近海から魚類がいなくなり、インド洋やアフリカや地中海まで
漁撈
(
ぎょろう
)
にでかけなければならない。
おごそかな渇き
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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「高川の叔父さんもいい人だ、松山船長も、中島
漁撈
(
ぎょろう
)
長もいい人だった」と彼は呟いた、「みんないい人ばかりだったな、みんな死んじゃったけれど、いい人たちばかりだった」
おごそかな渇き
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“漁撈”の意味
《名詞》
漁 撈(ぎょろう 「漁労」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
魚や貝を捕獲すること。
(出典:Wiktionary)
“漁撈”の解説
漁撈(魚𢭐、ぎょろう、同音の漢字による書きかえで漁労とも記される)とは、魚介類・貝類や海藻を捕獲・収穫する活動のことである。
(出典:Wikipedia)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
撈
漢検1級
部首:⼿
15画
“漁”で始まる語句
漁
漁師
漁夫
漁火
漁場
漁舟
漁人
漁村
漁船
漁業