“ぎょろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漁撈80.0%
魚蝋20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
、こんな辺土の浦浜うらはまへ流れきて、不法の漁撈ぎょろうに連座し、つまらなく腹を切るというのは
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
農耕漁撈ぎょろうの生産面は言うに及ばず、神祭や生死の儀式にも一貫して、力強い指導原理を打ち立てていたらしく、単なる方術の類でなかったことは、わずかに残った遺跡からもうかがわれるのだが
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そこの口元に、めらめらと人魂ひとだまのように見えたのは、鉄の灯皿ひざらにつるされた魚蝋ぎょろうの炎でありました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)