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渓川
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たにがは
ふりがな文庫
“
渓川
(
たにがは
)” の例文
旧字:
溪川
坂を下り尽すとまた
渓川
(
たにがは
)
があつた。川の縁には若樹の
漆
(
うるし
)
が五六本立つてゐて、目も覚める程に熟しきつた色の葉の影が、黄金の牛でも沈んでゐるやうに
水底
(
みづそこ
)
に映つてゐた。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
化粧室へ行つて顔を洗つて来て髪を結つて着物を着
更
(
か
)
へても、二度
寝
(
ね
)
をした上の客はまだ起きさうにない。私は書物を持つて廊下へ出た。汽車は
渓川
(
たにがは
)
に添つて走つて居るのであつた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
山半
(
やまのなかば
)
は
老樹
(
らうじゆ
)
条
(
えだ
)
をつらね
半
(
なかば
)
より上は
岩石
(
がんぜき
)
畳々
(
でふ/\
)
として
其形
(
そのかたち
)
竜躍
(
りようをどり
)
虎怒
(
とらいかる
)
がごとく
奇々怪々
(
きゝくわい/\
)
言
(
いふ
)
べからず。
麓
(
ふもと
)
の左右に
渓川
(
たにがは
)
あり
合
(
がつ
)
して
滝
(
たき
)
をなす、
絶景
(
ぜつけい
)
又
言
(
いふ
)
べからず。
旱
(
ひでり
)
の時此
滝壺
(
たきつぼ
)
に
雩
(
あまこひ
)
すればかならず
験
(
しるし
)
あり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
渓川
(
たにがは
)
の
石津瀬
(
いはつせ
)
はしる水音も
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
渓
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“渓川”で始まる語句
渓川崖
渓川橋
渓川道