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浮萍
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うきくさ
ふりがな文庫
“
浮萍
(
うきくさ
)” の例文
箇程
(
かほど
)
までに迷わせたるお辰め、
汝
(
おのれ
)
も浮世の潮に漂う
浮萍
(
うきくさ
)
のような
定
(
さだめ
)
なき女と知らで天上の
菩薩
(
ぼさつ
)
と誤り、
勿体
(
もったい
)
なき
光輪
(
ごこう
)
まで
付
(
つけ
)
たる事口惜し、
何処
(
いずこ
)
の
業平
(
なりひら
)
なり
癩病
(
なりんぼ
)
なり、勝手に縁組、勝手に
楽
(
たのし
)
め。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
是れ等のものはスフㇶンクスに属する妖術の種類にあらずして、何事をか吾人に教へ、何物をか吾人に黙示し、吾人をして水上の
浮萍
(
うきくさ
)
の如く浪のまに/\漂流するものにあらざるを示すに似たり。
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
今却りて
浮萍
(
うきくさ
)
の底に沈める泥中の光に
値
(
あ
)
へる
卒爾
(
そつじ
)
の
歓極
(
よろこびきは
)
まれればなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
萍
漢検1級
部首:⾋
11画
“浮”で始まる語句
浮
浮世
浮標
浮々
浮雲
浮彫
浮気
浮木
浮腫
浮上