“うきくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
61.9%
浮草23.8%
浮萍14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真っ青なうきくさが一杯伸びて、音立ててその上を吹き渡っていく真昼の風があった。その池のへりにポカンと圓太郎が佇んでいた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
元来此の女はやま浮草うきくさと云う茶見世へ出て居りました浮草うきくさのおなみという者で、黥再刺いれなおしで市中お構いになって、島数しまかずの五六たびもあり、小強請こゆすりかた筒持つゝもたせをする
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是れ等のものはスフㇶンクスに属する妖術の種類にあらずして、何事をか吾人に教へ、何物をか吾人に黙示し、吾人をして水上の浮萍うきくさの如く浪のまに/\漂流するものにあらざるを示すに似たり。