活溌かつぱつ)” の例文
さしもになかよしなりけれど正太しようたとさへにしたしまず、いつもはづかしかほのみあかめてふでやのみせ手踊てをどり活溌かつぱつさはふたゝるにかたなりける
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いづれも富士形ふじがた單式火山たんしきかざんであつて、歴史年代れきしねんだいおいあま活溌かつぱつでない噴火ふんか數回すうかい乃至ないし十數回じゆうすうかい繰返くりかへした。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
友達さびしがりて誘ひにと行けば今に今にと空約束からやくそくはてし無く、さしもに中よし成けれど正太とさへに親しまず、いつも耻かし気に顔のみ赤めて筆やの店に手踊の活溌かつぱつさは再び見るにかたく成ける
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)