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洒落本
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しやれぼん
ふりがな文庫
“
洒落本
(
しやれぼん
)” の例文
冒険譚
(
ばうけんだん
)
の
行
(
おこな
)
はれし十八
世紀
(
せいき
)
には
航海
(
かうかい
)
の
好奇心
(
かうきしん
)
を
焔
(
もや
)
し、
京伝
(
きやうでん
)
の
洒落本
(
しやれぼん
)
流行
(
りうかう
)
せし
時
(
とき
)
は
勘当帳
(
かんだうちやう
)
の
紙数
(
しすう
)
増加
(
ぞうか
)
せしとかや。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
其
(
それ
)
ですが、江戸時代の文学だの、明治の文学だのと云ふ
六ヶ敷
(
むつかし
)
いことになると、言ひ
悪
(
にく
)
うございますから、
唯
(
たゞ
)
ね、小説、
草双紙
(
くさざうし
)
、
京伝本
(
きやうでんぼん
)
、
洒落本
(
しやれぼん
)
と云ふ
其積
(
そのつも
)
りで申しませう。
いろ扱ひ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
若し彼等の「
常談
(
じやうだん
)
」としたものを「
真面目
(
まじめ
)
」と考へて見るとすれば、
黄表紙
(
きべうし
)
や
洒落本
(
しやれぼん
)
もその中には幾多の問題を含んでゐる。僕等は彼等の作品に
随喜
(
ずゐき
)
する人人にも賛成出来ない。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
これは何も
黄表紙
(
きべうし
)
だの
洒落本
(
しやれぼん
)
だのの作者ばかりではない。僕は
曲亭馬琴
(
きよくていばきん
)
さへも彼の
勧善懲悪
(
くわんぜんちやうあく
)
主義を信じてゐなかつたと思つてゐる。馬琴は或は信じようと努力してはゐたかも知れない。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“洒落本”の解説
洒落本(しゃれぼん)は、江戸時代中期の戯作の一種である文学。
(出典:Wikipedia)
洒
漢検1級
部首:⽔
9画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“洒落本”で始まる語句
洒落本口調