水際立みづぎはた)” の例文
粧飾つくりより相貌かほだちまで水際立みづぎはたちて、ただならずこびを含めるは、色を売るものの仮の姿したるにはあらずやと、始めて彼を見るものは皆疑へり。一番の勝負の果てぬ間に、宮といふ名はあまねく知られぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
かみは、ふさ/\とあるのを櫛卷くしまきなんどにたばねたらしい……でないと、ひぢかけまどの、うしたところは、たかまげなら鴨居かもゐにもつかへよう、それが、やがて二三ずんのないくらがりに、水際立みづぎはたつまで、おなくろさが
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)