水珠みずたま)” の例文
それは庁内の警官射的場で、青赤黄いろとりどりの水珠みずたまのようにまる標的ひょうてきを二人で射つことだった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
庭は一隅ひとすみ梧桐あおぎりの繁みから次第に暮れて来て、ひょろまつ檜葉ひばなどにしたた水珠みずたまは夕立の後かと見紛みまごうばかりで、その濡色ぬれいろに夕月の光の薄く映ずるのは何ともえぬすがすがしさをえている。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
水珠みずたまがそこからもここからもあがった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
その的というのは、白い紙の上に、水珠みずたまを寄せたように、茶椀ちゃわんほどの大きさの、青だの、赤だの、黄だのまるが、べた一面に描いてあって、その上に5とか3とかいう点数が記してあった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)