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水槽
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みずぶね
ふりがな文庫
“
水槽
(
みずぶね
)” の例文
ふいにやってきたお客の
室
(
へや
)
の水差しやびんには間に合わせに水を入れなければならないし、
水槽
(
みずぶね
)
にはもう水がなくなってしまっている。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
中は五六十坪、筵張りの見世物にしては広い方ですが、その真ん中に、十坪あまりの真四角な
水槽
(
みずぶね
)
を
据
(
す
)
えて、少し不透明な水が満々と
湛
(
たた
)
えてあります。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「あの、
水槽
(
みずぶね
)
に近いところにいた奴だろう」と、半七は茶を飲みながら訊いた。
半七捕物帳:04 湯屋の二階
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と先生は流し場の
水槽
(
みずぶね
)
のところへ出て、
斑白
(
はんぱく
)
な髪を
濡
(
ぬ
)
らしながら話した。
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
風呂の中で
歌祭文
(
うたざいもん
)
を
唄
(
うた
)
っている
嚊
(
かかあ
)
たばね、上がり場で
手拭
(
てぬぐい
)
をしぼっているちょん
髷本多
(
まげほんだ
)
、
文身
(
ほりもの
)
の背中を流させている
丸額
(
まるびたい
)
の
大銀杏
(
おおいちょう
)
、さっきから顔ばかり洗っている
由兵衛奴
(
よしべえやっこ
)
、
水槽
(
みずぶね
)
の前に腰を
据
(
す
)
えて
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「親分。今日のは現にあっしがこの眼で見て来たんだから嘘も偽りもねえ。あの両国の
海女
(
あま
)
が
水槽
(
みずぶね
)
へ飛込むと——」
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
馬琴は
水槽
(
みずぶね
)
の前へ来て、心静かに上がり湯を使った。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「この
水槽
(
みずぶね
)
の水を出してしまったら、何か嗅ぎ出せるかも知れないが——」
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“水槽”の意味
《名詞》
水槽(すいそう)
水をためる比較的大きな容器。
魚やその他水生生物などの生物を保全する器具。
(出典:Wiktionary)
“水槽”の解説
水槽(すいそう)は、液体(特に水)を貯蔵するための容器、設備。一般に、単に水槽と呼称する場合、水生生物の飼育と鑑賞を目的とした飼育水槽を指す。飲料用水や防火用水を溜めるための水槽のうち、特に水道と直結したものは、一般に貯水槽と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
槽
常用漢字
中学
部首:⽊
15画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶