“みずぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水船50.0%
水槽41.7%
給水船8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしてその煙が消え失せた時には、半分水船みずぶねになった血まみれの小舟が、肉片のヘバリ付いた艫櫓ともろを引きずったまま、のた打ちまわる波紋の中に漂っていた。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
中は五六十坪、筵張りの見世物にしては広い方ですが、その真ん中に、十坪あまりの真四角な水槽みずぶねえて、少し不透明な水が満々とたたえてあります。
給水船みずぶねなので、甲板が平である。その前部に、大きな祭壇が設けられ、さまざまの供物が飾られている。立ちのぼる線香の煙。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)