氣儘きまゝ)” の例文
新字:気儘
己がまゝ掻𢌞かきまは我儘わがまゝ氣儘きまゝ振舞ふるまひたりしが何時しか町内廻りの髮結かみゆひ清三郎と密通みつつうをなし内外うちそとの目を忍びて物見遊山に浪費ついえ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
カピ長 うゝ、御坊ごばうかげで、ちと料簡れうけんなほりをらうわい。氣儘きまゝな、沒分曉的わからずや賤婦あまっちゃめぢゃ。
人にちやほやされるときに限つてしたがるつまらないことや、何かちよいとした氣儘きまゝさへもとがめず、彼女の好きなやうにお饒舌しやべりをさせながら、私は一時間ばかりもさうしてゐた。
つれては向島兩國淺草吉原或は芝神明しばしんめい愛宕あたご又は目黒不動と神社佛閣名所舊跡等を見物して歩行あるき氣隨きずゐ氣儘きまゝ日々にち/\さけ而已のみ多くのみ凡そ十四五日も逗留せしが後藤は萬事心を付新藤夫婦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一人の方が氣儘きまゝなりとてすた/\早足はやあしに急ぎ行くを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)