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殺
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ば
ふりがな文庫
“
殺
(
ば
)” の例文
「
空
(
そら
)
っとぼけるな。この野郎……」と、半七は叱り付けた。「貴様は今夜この為吉を
殺
(
ば
)
らすつもりでここへ連れ出したのだろう」
半七捕物帳:60 青山の仇討
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「ふうんもねえや。知れたことよ。
殺
(
ば
)
らされたのあその
芝居者
(
こやもの
)
だ。眉毛のねえのも
女形
(
おやま
)
なりゃこそ。何てったけのう、え、彦。」
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
殺
(
ば
)
らしたって騒ぎで、それで俺あ此船へぶらんてんしたんだ。すると、いいか、陸から無電が飛んで来て船は召還よ。いってえ、あの梨を剥く時手前に借りた此の
小刀
(
ナイフ
)
が好くねえ、おまけにあれで指を
上海された男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
殺
(
ば
)
らすつもりであったのを仕損じたのか、何かほかに仔細があったのか、どっちにしても万力の仕業に相違あるめえ。しかし相手は天下の力士だ。
半七捕物帳:67 薄雲の碁盤
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
姐御とあッしをみつけしだい
殺
(
ば
)
らしてしまうと、それはそれはたいした意気込みですぜ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
「むむ。おれも行こう。悪くすると、為吉を誘い出して
殺
(
ば
)
らすのかも知れねえ」
半七捕物帳:60 青山の仇討
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「ね、伊織さん、
殺
(
ば
)
らしちゃいけねえんですね?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
牢抜けをする以上、どうで命はねえに決まっているから、恨みのある三甚を
殺
(
ば
)
らして置いて、それから高飛びをする料簡じゃあねえかと思うのですが……。そうなると、三甚もいい
面
(
つら
)
の皮です
半七捕物帳:64 廻り灯籠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「そんなら銀之助も一緒に
殺
(
ば
)
らしそうなものですがね」
半七捕物帳:67 薄雲の碁盤
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“殺”を含む語句
主殺
殺害
打殺
殺生
鏖殺
人殺
射殺
撲殺
虐殺
殺戮
斬殺
暗殺
屠殺場
縊殺
切殺
殺人
絞殺
屠殺
相殺
生殺
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