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欝
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うっ
ふりがな文庫
“
欝
(
うっ
)” の例文
「おッ
母
(
か
)
さん、実は気が
欝
(
うっ
)
して来たんで、一杯飲ましてもらいたいんです、どッかいい座敷を一つ開けてもらいましょうか?」
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
日が落ちたと見えて、窓の外が
蒼然
(
そうぜん
)
と暗くなった。夕闇がもたれかかった障子に
蛾
(
が
)
が一匹音を立てた。気が
欝
(
うっ
)
して、背筋が固くなったような気がする。旅川が話し出した。
風宴
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
「居は気をうっすと申して、人間はときおり場所をかえぬと、気が
欝
(
うっ
)
するものじゃ」
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
鏡葉之助はその時以来
怏々
(
おうおう
)
として楽しまなかった。自然心が
欝
(
うっ
)
せざるを得ない。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
欝
部首:⽊
25画
“欝”を含む語句
憂欝
陰欝
蓊欝
欝金香
欝陶
欝々
欝蒼
悒欝
欝結
欝憤
沈欝
欝屈
欝積
幽欝
欝葱
気欝
欝憂
憂欝症
憂欝病
欝気
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