“欝気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつき50.0%
うつけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其書は満腔まんかう欝気うつきべ、思ふ存分のことを書いて居るが、静かに味はつて見ると、強い言の中に柔らかな情があり、穏やかに委曲ゐきよくを尽してゐる中に手強いところがあつて中〻面白い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「下世話にもやまいは気からと申す。いまの若さに欝気うつけは大の禁物きんもつじゃ。ああ、ええ陽気じゃわい。枯れ木にも花が咲いて、わしがごとき老骨でさえ浮かれ出しとうなるて。わっはっはっは」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)