トップ
>
機織場
>
はたおりば
ふりがな文庫
“
機織場
(
はたおりば
)” の例文
僕が居ない時は
機織場
(
はたおりば
)
で、僕が居る内は僕の読書室にしていた。
手摺窓
(
てすりまど
)
の障子を明けて頭を出すと、椎の枝が青空を
遮
(
さえぎ
)
って北を
掩
(
おお
)
うている。
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「ああ、あるよ。この向うの
精米所
(
せいまいじょ
)
と、それからこっちの
機織場
(
はたおりば
)
と。妙な事を聞くね」工夫の一人は不審そうに森君を見た。
贋紙幣事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
天照らす大神が清らかな
機織場
(
はたおりば
)
においでになつて神樣の
御衣服
(
おめしもの
)
を織らせておいでになる時に、その機織場の屋根に穴をあけて
斑駒
(
まだらごま
)
の皮をむいて
墮
(
おと
)
し入れたので
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ますます
図
(
ず
)
に乗って、しまいには、女たちが女神のお
召物
(
めしもの
)
を織っている、
機織場
(
はたおりば
)
の屋根を破って、その
穴
(
あな
)
から、ぶちのうまの皮をはいで、血まぶれにしたのを、どしんと投げこんだりなさいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
柳に受けて
歩行
(
ある
)
かっしゃるで、
機織場
(
はたおりば
)
の
姉
(
ねえ
)
やが
許
(
とこ
)
へ、夜さり、
畦道
(
あぜみち
)
を通う時の高声の唄のような、真似もならぬ大口利いて、
果
(
はて
)
は増長この上なし、袖を引いて、手を廻して、
背後
(
うしろ
)
から抱きつきおる。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
織
常用漢字
小5
部首:⽷
18画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“機織”で始まる語句
機織
機織虫
機織女
機織台
機織結
機織唄
機織娘
機織部
機織屋
機織工