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横間
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よこあい
ふりがな文庫
“
横間
(
よこあい
)” の例文
窠宿の方へ走り
往
(
ゆけ
)
ば、狐はかくと
見
(
みる
)
よりも、
周章狼狽
(
あわてふためき
)
逃げ行くを、なほ
逃
(
のが
)
さじと
追駆
(
おっか
)
けて、表門を
出
(
いで
)
んとする時、一声
嗡
(
おう
)
と
哮
(
たけ
)
りつつ、
横間
(
よこあい
)
より
飛
(
とん
)
で掛るものあり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
この女が一緒になるはずであった田舎のある肥料問屋の
子息
(
むすこ
)
であった書生を、その叔父の妻君であった
年増
(
としま
)
の女が、
横間
(
よこあい
)
から
褫
(
うば
)
って行ったのだというようなことも、解って来た。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
金眸も
透
(
とお
)
さず黄金丸が、
太股
(
ふともも
)
を噛まんとす。噛ましはせじと
横間
(
よこあい
)
より、鷲郎は
躍
(
おど
)
り
掛
(
かかっ
)
て、金眸が
頬
(
ほお
)
を噛めば。その隙に黄金丸は跳起きて、金眸が
脊
(
せ
)
に
閃
(
ひら
)
りと
跨
(
またが
)
り、耳を噛んで左右に振る。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横腹