“横奪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこど48.0%
おうだつ40.0%
よこどり12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「嫌だねえ、万一お静さんから親分を横奪よこどりするような事があったら、このお町さんが生かしちゃおかないって、そう言っておくれ」
(楊儀、姜維の徒が、丞相こうぜられるや、たちまち、兵権を横奪おうだつして、乱を企てておるので、自分は彼らを討つ所存である)
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われもかれさへ亡きものにせば、躯はさのみ要なければ、わが功名てがら横奪よこどりされて、残念なれども争ふて、きずつけられんも無益むやくしと思ひ、そのまま棄てて帰り来ぬ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)