“よこど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横奪80.0%
掠奪6.7%
6.7%
横戸6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「端公二人には、充分な金をくれてやり、そして『宋公明の身は、梁山泊で横奪よこどりされた』といわせてみたらどんなものでしょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「だが、途中であの二本差りゃんこ蜥蜴とかげに、掠奪よこどりされちゃ、あぶ蜂だ」と、十人ばかりの博労が、羽村の留と、お稲のまわりを取りかこんで、近道の団栗坂どんぐりざかを下って送っていった。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東洋には『淵鑑類函』四三六に、康定中侍禁李貴西辺の塞主たり、その妻賊のためによこどり去らる。家中の一白犬すこぶるよくる。
そういう間も博士は、まん中にすえてあったテーブルの横戸よこどを開き、その中から潜水夫のかぶとのようなものを引っ張り出して、すっぽりとかぶった。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)