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業病
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ごふびやう
ふりがな文庫
“
業病
(
ごふびやう
)” の例文
「
業病
(
ごふびやう
)
に取つ付かれて、人に顏をさらさないが、物貰ひにしちや色の白い、何となく身體に品のある若いのが居ましたらう」
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
料理
(
れうり
)
して
鴈
(
がん
)
と
僞
(
いつは
)
り食せけるに不思議や條七は五十日
經
(
たつ
)
か
經
(
たゝ
)
ぬに
髮
(
かみ
)
も
脱
(
ぬけ
)
癩病
(
らいびやう
)
の如く
顏色
(
がんしよく
)
も變り人
交際
(
つきあひ
)
も出來ぬやうに成ければお
鐵
(
てつ
)
は仕濟したりと打
悦
(
よろこ
)
び條七に打
向
(
むか
)
ひお前は
入聟
(
いりむこ
)
の身斯る
業病
(
ごふびやう
)
になりては
先祖
(
せんぞ
)
へ
濟
(
すま
)
ず早く實家へ歸り
呉
(
くれ
)
よと
最
(
いと
)
つれなくも言ければ條七も
詮方
(
せんかた
)
なく
前世
(
ぜんせ
)
の業と
斷念
(
あきらめ
)
るより外なしと女房娘を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
出入りの醫者に診て貰つて、それは、當時では
癒
(
なほ
)
りやうのない
業病
(
ごふびやう
)
と知つた時の、彌三郎の驚きはどれ程だつたでせう。
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「こんな
業病
(
ごふびやう
)
が取付かれて、お前に難儀をさせるし、治る見込みもない。店は段々
寂
(
さび
)
れて、この盆には否も應もなく夜逃げでもしなきやなるまい——と言つてゐました」
銭形平次捕物控:123 矢取娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
念のために
梁庵
(
りやうあん
)
先生に訊くと、お縫は可哀想に
業病
(
ごふびやう
)
に取りつかれ——以前父親か何んかがそれで死んだので、自分もそれと察して近頃はひどく沈んでゐたといふことだ。
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
それは
業病
(
ごふびやう
)
の
徴候
(
しるし
)
だよ、その
斑
(
まだ
)
らなところは、突いても切つても痛くはない筈だ、——それから、その人の鼻の穴の中を見なかつたかな、——たゞれがあるかも知れない、氣の毒なことぢや
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
業
常用漢字
小3
部首:⽊
13画
病
常用漢字
小3
部首:⽧
10画
“業病”で始まる語句
業病人