“ごふびやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
業病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こんな業病ごふびやうが取付かれて、お前に難儀をさせるし、治る見込みもない。店は段々さびれて、この盆には否も應もなく夜逃げでもしなきやなるまい——と言つてゐました」
念のために梁庵りやうあん先生に訊くと、お縫は可哀想に業病ごふびやうに取りつかれ——以前父親か何んかがそれで死んだので、自分もそれと察して近頃はひどく沈んでゐたといふことだ。
それは業病ごふびやう徴候しるしだよ、そのまだらなところは、突いても切つても痛くはない筈だ、——それから、その人の鼻の穴の中を見なかつたかな、——たゞれがあるかも知れない、氣の毒なことぢや